AIに「工場」を建てさせる。3台目は立形マシニングセンタ──Claude×Fusion×Blenderの合作

Claudeで建てた架空工場 CNC精密旋盤と立形マシニングセンタの並び 3D/CAD

※当サイトの記事には、アフィリエイト広告(PR)を含みます。

机の上に、架空の工場を一台ずつ建てている。図面も部品も実在しない。あるのは、寸法を正確に出すFusion 360と、絵にするBlender、そしてその二つを言葉で動かすClaudeだけだ。今日はその工場に3台目の機械が入った。立形マシニングセンタ──「削る」機械である。

いまの工場は「旋盤ばかり」だった

これまで建てたのは2台。1台目が汎用旋盤の土台、2台目がCNC精密旋盤。どちらも材料を回して削る旋削の機械だ。工場としては、同じ仕事の機械が並んでいる状態だった。

そこで3台目は、ワークを固定して回転工具で削る「ミーリング(フライス)」の機械を選んだ。旋盤が「回す」なら、マシニングセンタは「当てて削る」。仕事の種類が一つ増えると、工場は急にそれらしくなる。

なぜ立形マシニングセンタか

候補はいくつかあった。穴あけ専用のボール盤、仕上げの平面研削盤。その中で立形マシニングセンタを選んだのは、工場の主役になる機械だからだ。背の高いコラム、前にせり出す主軸頭、下を向いて降りてくるスピンドル、その真下のX-Yテーブル。シルエットだけで「ものづくりの中心」が伝わる。

立形マシニングセンタ(3号機)単体。塗装ブルーとクローム、ティールの操作画面
立形マシニングセンタ(3号機)単体。塗装ブルーとクローム、ティールの操作画面

作り方は「箱と円柱の積み木」

中身は意外と素朴だ。Fusionの中で17個の部品(ボディ)を、箱と円柱だけで組み立てている。ベース、コラム、主軸頭、テーブル、操作盤、脚──一つひとつを直方体や円筒として置き、材質ごとに名前を付ける。

ここがこの工場の肝で、スケッチを引かず、プログラムから直接かたちを生成している。Claudeに「コラムを背面に立てて、主軸頭を前へ張り出して、スピンドルをテーブルへ降ろす」と寸法つきで指示すると、それがそのままFusionの部品になる。できた部品は一つずつSTLで書き出し、Blenderが拾ってシーンに組み立てる。

塗装はブルー、削る面はスチール、操作盤の画面はティール。色は「材質の名前」で決まるので、同じかたちから写真調にも、やわらかいパステル調にも出し分けられる。今日の完成写真は、塗装とクロームの質感を効かせた写真調のほうだ。

マスコットと並べたショーケース。足元のぶたまると白ロボが大きさの目安
マスコットと並べたショーケース。足元のぶたまると白ロボが大きさの目安

補足:STLは三角形の集まりで「かたちの皮」だけを持つ中間ファイルで、寸法や材質の情報は持たない。だから寸法の正本はFusion側に置き、Blenderは見た目(配置・質感・光)だけを担当する。役割をきっぱり分けておくと、作り直しが毎回コードで再現できる。

旋盤と並べて、大きさを整える

機械は単体で作って終わりではない。工場は「並べたときの関係」で決まる。3号機を旋盤の隣に置いてみると、マシニングセンタが背高で、旋盤を見下ろすように大きかった。そこでマシニングセンタを2/3の大きさに縮め、横長の旋盤と背の高いマシニングセンタが同じ床にちょうどよく収まるよう調整した。

横に長い機械と、縦に高い機械。形の違う2台が並ぶと、それだけで工場の奥行きが出る。足元には、いつものぶたまると白ロボ。大きさの目安にもなっている。

工場は、機械が増えるほど工場になる

今日できたのは一台の機械と、一枚の並び。けれど、回す機械と削る機械がそろった瞬間に、ただの3Dモデル置き場が「工場」に変わった。

次は穴あけや研削の機械を足すか、土台だけの1号機を本体まで作り込むか。機械が一台増えるたびに、この工場でできる仕事が一つ増えていく。その積み重ねを、これからも一台ずつ記録していく。

コメント

タイトルとURLをコピーしました