深堀

ベテランが辞めても技術が消えない会社にする ― 技能伝承を生成AIで始める前に整える3ステップ

「あのベテランが抜けたら、あの工程は誰がやるんだ」。中小製造業の社長なら、一度はそう考えたことがあるはずです。多くの会社が打つ手は「マニュアルを作っとけ」「作業を動画に撮っとけ」。ところが、できあがった分厚いマニュアルも動画も、たいてい誰に...
深堀

工具が折れる前に、AIが教えてくれる ― 主軸電流だけで切削工具の摩耗・寿命を予測する仕組みとPythonコード

工具が折れると、止まるのは1本の刃だけではない。ワークも、段取りも、その日の生産計画もまとめて止まる。だから多くの現場は「まだ使えそうだが、念のため交換する」を選ぶ。安全側に倒すこの判断は正しい。ただ、その分だけ工具コストは膨らんでいる。で...
3D/CAD

Fusion 360をAIと合作で覚える #8 ― Phase1総まとめ。手で覚えた操作とAI合作を「1枚の板」に棚卸しする

#1の環境構築から#7の位置決め治具まで、Phase1(基礎+2級)をひと通り走り終えた。今回は新しい部品を覚える回ではなく、これまでの棚卸しをする回だ。やることは2つ。#1〜#7で手に入れた操作を1枚の板に全部詰め込んで再生成することと、...
深堀

協働ロボットの導入費用は「本体価格」で見ると稟議が崩れる――見積書を1行ずつ読む6費目チェックリストとROI計算ワークシート

協働ロボットの本体は500万円。なのに最終的な稟議書には「1,529万円」と書かれていた――こういう食い違いは、現場の課長から役員へ上げる段階でいちばん起きやすい。本体価格しか見ずに予算を組むと、システムインテグレーション(以下SIer費)...
3D/CAD

Fusion 360をAIと合作で覚える #7 ― 位置決め治具を手とAIで作り、「寸法駆動」の落とし穴に落ちた

#6までで2級の知識をひと通りさらった。今回は2級の受験に挑むのと並行して、覚えたモデリングを「道具づくり」に使ってみる回だ。題材は、装置やラインの立ち上げで必ず出てくる位置決め治具(ワークを毎回同じ位置で固定する板)。前半を自分の手で作り...
深堀

予知保全サービスの選び方 ― 中小製造業が「効く設備」から1台で始める判断軸

「予知保全、そろそろウチも入れたほうがいいのか」。設備の現場を持つ管理職なら、一度はこの問いの前で立ち止まったことがあるはずだ。展示会でセンサーの説明を聞き、補助金のパンフレットも手元にある。それでも稟議書のペンが進まない。理由は気合いや情...
3D/CAD

Fusion 360をAIと合作で覚える #6 ― ブール演算の「積」でつまずき、データ交換で腹落ちした

#5で2級の前半4領域(CAD共通知識・モデリング・座標・ビュー)を整理したので、今回は知識学習の後半だ。フィーチャー操作の体系・データ交換形式・3次元データの活用・製図と規格の4領域を、一問一答で詰めていく。前半が「言葉の不一致」のつまず...
深堀

中小工場が協働ロボを入れるなら、何から見極めるか ― ティーチング・安全・コストの3判断軸

人型ロボットは中小工場にはまだ早い。けれど協働ロボット(コボット)は、もう"現実の選択肢"だ。人のすぐ隣で柵なしに動かせ、既存ラインのレイアウトを大きく変えずに置ける。実際、ばら積み取り出し・ねじ締め・検査の搬送など、中小工場の地味な反復工...
深堀

人型ロボットは中小工場にまだ早いのか ― デモ動画とROIのあいだで、いま手をつけること

Figure、Optimus、Unitree、1X ― 人型ロボットのデモ動画は、毎週のように新しいものが流れてくる。荷物を運び、扉を開け、人と並んで歩く。「もう工場で働けるのでは」と感じた人は多いはずだ。ところが2026年のいま、中小工場...
3D/CAD

Fusion 360をAIと合作で覚える #5 ― 2級の用語は、Fusionの「どのボタン」のことか

#1から#4まで、立方体・スケッチ・ブラケット・アセンブリと、とにかく手を動かしてきた。部品作りと組み立ての基礎が一巡したので、今回は知識の回だ。3次元CAD利用技術者試験 2級に向けて、CAD共通知識・モデリングの概念・座標とビューを整理...